杉澤直哉写真展「帰化植物」

2012年6月6日 | category: 卒業生


 

2011年度卒業生の杉澤です。
卒業制作作品がjuna21の選考に通り、ニコンサロンにて写真展を開催します。オープニングパーティーやギャラリートークも開催するので、興味のある方は是非お越しください。

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杉澤直哉写真展「帰化植物」

ニコンサロンbis新宿 6月19日(火)〜 6月25日(月)
ニコンサロンbis大阪 9月20日(木)~ 9月26日(水)

10:30〜18:30(最終日は15時まで)
会期中無休

オープニングパーティー:6月19日(火)19:00~
ギャラリートーク:6月23日(土)13:00~
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2012/06_bis.htm#04

写真展内容
東京西部には田畑が数多く点在している。その中には自給自足を目的とした非常に小規模な田畑や耕作放棄地があり、住宅と住宅のわずかなスペースや、丘陵の斜面を切り開いて存在する。田畑には植物や鉄やプラスチックが無秩序に配置されており、ここでは雑草と作物、農業器具と廃材の区別は出来ず、これから消費されるものと消費し尽くされたものの間に明確な境界線は存在しない。
都市開発の過程ではじき出された生物と無生物は漂流の末、交じり合いながら都市の周辺に立ち現れ、のどかで牧歌的な従来の田畑のイメージを一変させた。その姿は、人為的な移入により生態系に侵入し、交配を繰り返しながら繁殖を続ける帰化植物を想起させる。モノクロ30点。

杉澤 直哉(スギサワ ナオヤ)
1990年東京都生まれ。2012年東京造形大学写真学科卒業。10年より金村修ワークショップにて活動中。
写真展に、10年TOTEMPOLE PHOTOGALLERY、12年(グループ展)「LIFE IN ART」(銀座三越)、「ZOKEI賞選抜作品展」(東京造形大学横山記念マンズー美術館)などがある。