暗室(7号館1階)
5つの暗室があり、第1暗室(大暗室)には広い水槽を中心に25台のモノクロ引伸ばし機が設置されています。すべての暗室で4×5サイズの引き伸ばしに対応し、第4、第5暗室では、カラープリントを行うこともできます。ほかに、フィルム乾燥機、カラー自動現像機、8×10サイズに対応した引伸ばし機(Zone VI)など、あらゆるフィルムイメージを定着させるのに十分な設備を備えています。また、併設された暗室準備室には写真専攻領域の助手が控えており、学生の細かな要望に応えています。
7-101スタジオ(7号館地下)
通称『大スタジオ』面積、約190平方メートル。最大高さ、約7.2メートル。搬入用階段にはホイストクレーンがあり、乗用車のような大きなものでも吊り上げ搬入して撮影できます。また、ローアングルピットがあるので低い位置から撮影するなど、どのような被写体でも撮影できる機能を備えています。白ホリゾントがあり、天井にはFATIF(電動式バンクライト)が2台設置され、自由なライティングを即座に行えます。機材では、物撮り用撮影台、大型ストロボ(Profoto、4800w・1200w)クールライト、キノフロ(ハリウッドライト)、ウィンドマシン(大型送風機)など、さまざまなスタジオ撮影に応える十分な機材を備えています。
7-102スタジオ(7号館1階)
通称『小スタジオ』小物を撮影するのに十分な広さがあります。すべての壁が白く塗られ、スタジオとしての利用のほかに、プレゼンテーションや写真展のギャラリーとしても利用しています。
画像処理室(8号館2階)
iMac21台が設置され、Photoshop、Illustrator、LightroomなどAdobe製ソフトウェアが、すべてのマシンにロードされています。学内のすべてのマシンはデスクトップがオンライン化されていますので、別の部屋のマシンに移動しても同じ環境で利用でき、デジタルイメージを中断することなく作業を進行できます。出力プリンターとして、EPSON(PX-H10000 PX-5002、PX-5V)CANON(PRO-1)。また、ハイエンドフィルムスキャナ、HASSELBLAD(FLEXTIGHT X5)が設置されていますので、大判の出力にも対応しています。
7-201教室(7号館2階)
写真専攻領域の授業が行われる拠点教室。天井設置のプロジェクターから映像を投影できます。写真展示に必要な用具(レーザー水準器、写真フレーム各種)がそろい、写真制作の作業スペースとして活用しています。また、棚にはいつでも閲覧可能な写真集などの資料があり、専攻学生のくつろぎのスペースになっています。
機材管理室(7号館2階)
機材管理室には、機材貸出しなど、専門分野をサポートしている技術職員が控えており、学生たちがいつでも借りることができる多くの機材があります。一例として、フィルムカメラでは35ミリ(NikonFM3、FM2)6×6サイズ(HASSELBLAD、BRONIKA)4×5サイズ(TOYO-FIELD・VIEW)8×10サイズ(WISTA・TACHIHARA)、一眼レフデジタルカメラ(NikonD7000、D90、Canon5D、50D、60D)などがあり、それぞれのメーカーに対応した各種交換レンズも数多くそろえています。また、三脚やロケ撮影用の照明機材、ストロボ、顕微鏡など、さまざまな撮影に対応しています。
Photograph : ishida soichiro