T3 STUDENT PROJECT/大学院修士2年ネ・タクブンがグランプリに!

2020年12月31日 | category: information


2020年度『T3 STUDENT PROJECT』が、コロナ禍の中オンラインレビューという形式で実施されました。
さらに、野外型国際写真フェスティバルの銀座会場では写真展と同時に、写真家、写真評論家などによるオンライントークも開催されました。

『T3 STUDENT PROJECT』には、全国10の美術大学・専門学校から選抜された学生73名が参加しました。
2020年12月12日、4人のレビュアーによるオンライン公開レビュー行われ、東京造形大学大学院修士2年のネ・タクブンが見事グランプリに選ばれました。

『PTUHKI 24E30M』と題された作品は、昨年度香港の民主化を求めた学生運動を2回取材し、撮影した野心作です。
香港の都市的ランドスケープを背景に、手前を横切る大きなデモのうねりをスローシャッターで撮影し、目に見えない学生達の想いを可視化しようと試みています。
香港警察が付けていたID番号PTUHKI 24E30Mを作品タイトルにして、都市景観、群衆、ID文字など、エモーショナルなデモと客観的な都市景観を交錯させ、静かな視線で人間の存在感と不在感を先鋭化させています。
副賞として、東京京橋『72Gallery』で2021年に個展が約束されています。

東京造形大学からは、他に写真専攻学部生3名(2年生・山田龍、3年生・生田実咲、4年生・丸山真海)が参加しました。

下記リンクでは、その作品も含め、今回応募した73名全ての作品が閲覧できます。
どうぞ、ご覧ください。 (中里和人)

T3 STUDENT PROJECT
主催:一般社団法人Tokyo Institute of Photography
共催:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会
https://t3student.tokyo/
(名前と学校名から、応募学生のページに移動できます。)

オンライン公開レビュー
https://t3student.tokyo/review

ネ・タクブン作品
「PTUHKI 24E30M」