リトルプレス展示、シンポジウム報告

2015年12月13日 | category: イベント


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東京造形大学創立50周年記念イベント『リトルプレス 地域デザインの創造』が2015年12月1日から4日までZOKEIギャラリーで開催されました。日本各地で発行されているリトルプレスや、地域出版に関しての雑誌やフリーペーパーなどを展示いたしました。

会場中央エリアには、造形作家の水田典寿さんののテーブル、イス、休憩テント小屋などを配置し、リトルプレスが発信するデザイン性やスローな時間性との融合を考え、より長くたたずみ、くつろぐことのできるギャラリーの空間構成にしました。

(このイベントの詳細、ゲストプロフィールなどは「リトルプレス地域デザインの創造」告知記事をごらんください。)
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学内外問わず、愛知県や長野県などからも、たくさんの方々が展示を見に来てくださいました。

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これだけたくさんのリトルプレスが集まると、なかなか壮観です。

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写真専攻の展示なので、内容を紹介する見開きは地域の風景が伝わるものをおもに選び壁面展示しました。

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展示したタイトルは南陀楼綾繁さんに最初のリストを作っていただき、そこに追加する形で決めていきましたが、調べれば調べるほどさまざまなリトルプレスがあり、開催中にも新たに紹介されて追加したリトルプレスや雑誌などがたくさんありました。

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雑誌だけでなく、写真集や報告書などの書籍も展示しました。

 

12月4日にはシンポジウム『リトルプレスからの報告』を開催しました。

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ゲストは南陀楼綾繁さん、淺野卓夫さん、宮脇慎太郎さん。この日もたくさんの方々に集まっていただきました。また、このシンポジウムの様子はUstreamでもライブ配信致しました。

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第1部では南陀楼綾繁さんによる基調報告です。リトルプレスの成り立ちや、展示では紹介しきれなかったさまざまなリトルプレスをご紹介いただきました。

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南陀楼さんの本に関するネットワークは素晴らしく、ご自身の活動としても一箱古本市を開催するなど、精力的な活動を行っていらっしゃいます。

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第2部ではサウダージブックスの淺野卓夫さんと写真家の宮脇慎太郎さんに加わっていただき、地域で出版を続けることなど、興味深いお話を聞かせていただきました。

淺野さんが編集を手掛け、徳島県祖谷(いや)を撮影した、宮脇慎太郎写真集『曙光 The Light of Iya Valley』では、編集、デザイン、印刷、製本にいたるまですべてを四国で制作するという、地域に根ざしたこだわりの話にはとても興味深いものがありました。

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最後に東京造形大学の卒業生であり、今回展示に参加してくれた、井手大さんと、田山湖雪さんが一言挨拶。ふたりとも地域との関わりの中で活動を広げています。

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記念写真。※挨拶をしてもらった有吉徹学長(後列左から3人目)、締めの感想をもらった玉田俊郎50周年記念事業委員長(後列右端)。

今回の展示を通して、さまざまな地域のリトルプレスや出版活動されている方々と出会い、写真専攻としてはこれからも継続して交流を深めていきたいと考えています。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。