ワールドワイド

2010年10月10日 | category: Creative Photography


写真専攻2年の小幡です。はじめまして!

これから、2年生もこのブログを更新していくので、宜しくお願い致します。

さて、2年生は必修の授業が二つあります。「ドキュメンタリーフォトグラフィ」(水曜3・4限:中里先生)と「クリエイティブフォトグラフィ」(木曜3・4限:大西先生)の二つで、今日は「クリエイティブフォトグラフィ」の授業内の一こまをご紹介致します。

気づけば2週間近く前になってしまいますが、9月30日(木)の授業は、ゲッティイメージズ(getty images)の日本法人の代表である、小林さんをゲスト講師に迎え、今求められている写真や、写真業界についてお話を伺いました。

一人一人の表情を見ながらお話しする小林さん

ゲッティイメージズは、全世界のフォトグラファーと契約して、写真やグラフィックのイメージをサイトにアップロードし、そのイメージを使いたい会社や団体に使用する権利を売る会社です。これだけの説明だと何か間違いがありそうなのでサイトで確かめてみる事をおすすめします。

時代によって、求められるイメージが異なり、リーマンショック以降、世界的な不況下に置かれた現在は「家族」「健康」や「医療」に関するイメージのニーズが高く、そのイメージを提供する為に契約を結んでいるフォトグラファーに依頼し、そのテーマの写真を撮影し、アップロードしてクライアントに提供するそうです。

世界を揺るがすような事件があれば、そのイメージを入手し、さらに雑誌等のメディアに提供する為に、1週間シャワーに入る暇もないほど駆け回ったり、引っ越した家で何気なく撮った写真をアップロードしたら、広告写真として使用したいというオファーがきたりなど、興味深く面白いお話を聞く事が出来ました。

また一つのテーマ、例えば「家族」というキーワードから、様々な言葉を会議で出し合い、膨大な数の言葉から「家族」を表現する言葉を選び、作品自体のテーマを選ぶ等、今後の作品作りに役立てたいと感じました。

話に聞き入ってます

「まだ学生だから早い」とか「出したいけどちょっと」といった躊躇はしないで、いきなりゲッティイメージズに押し掛けて写真を見てもらうくらいの勢いでバンバン作品を作り、発表するべきといった内容の言葉が印象的でした。

いても経ってもいられなくなった私、小幡は次の日からFlickrという画像を全世界にアップロードするサイトのアカウントを作りました。

小林さんの写真に対する愛、熱意、ユーモアが感じられ、あっという間の3時間でした。もっと聞きたかった!

そうそう、今ゲッティイメージズで学生が対象のコンペをやっているので、自分の作品を作りたいぜ!という方はぜひぜひ応募してみてください。小幡も現在思案中です。

getty images ?http://www.gettyimages.co.jp/