2016年10月18日 | category: Area Study
今年度のエリアスタディプロジェクトの授業は、山梨県西桂町と地域交流を進めています。
LINK-前回の授業記事
10月10日、町民の方々が参加した、サイアノ(日光写真)による写真ワークショップを開催しました。
西桂町は富士山が間近にそびえ、富士の湧き水と空気の美味しい自然の豊かな町です。町の中心には織物産業があり、今回も槙田商店さんから、日光写真に使う布を提供していただき、その布を印画布として使用しました。
また、これまで機織りに使われた道具類を武藤さんから借り、町の記憶を日光写真に転写しました。
ワークショップ当日は、朝から雨が降っていましたが、昼から徐々に晴れ間が出始め、いい天候の中で行うことができました。
たくさんの地元の親子連れの方が参加してくださいました。
サイアノに使うものは、西桂の植物や野菜、そして参加者が持参したものを使いました。テーマは「西桂の自然や記憶を写す」です。
紫外線に当てて感光させた紙を薬品につけると、鮮やかな青色が浮かび上がります。
大きな布に、植物や織物で使われている工具などをみんなで自由に置いていきます。ここに、織物の町である西桂の産業記憶が浮かび上がりました。
子どもたちは、だんだん染まっていく布を興味津々に見つめていました。
ものを置いたところは白くなり、それ以外の部分は青く染まります。太陽にかざすと美しい青色が映えます。
終始ワークショップは楽しく行われました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました!
次回、10月29日(土)、30日(日)に、ワークショップの写真と、学生たちのスライドショーが、西桂町きずな未来館の町民祭で展示されます。
文:門間由華