2013年7月17日 | category: Area Study
6月29日(土)エリアスタディの授業で『がまツーリズム』に参加しました。
『がまツーリズム』とは地域主催のイベントで、埼玉県杉戸町にある南側用水路を散策して、自然や歴史ある風景を楽しむ企画。今回が2回目の開催です。
「夏には牛蛙の低い声が響き渡るこのエリアを歩くと、独特の癒し感に包まれた貴重な場所であることに気付かされます。何気ない畦道のカーブ、朽ちかけた老木の切り株、用水路を包み込む林・・そこには季節ごとに変化する大自然が残されていたのです。」(がまツーリズムパンフレットより)
本当に、この杉戸町の南側用水路あたりは気持ちのよい風が吹いていました。
まずは第1部。夕陽の中、南側用水路を散策します。たくさんの方々が参加されて、それぞれに散歩を楽しんでいました。
陽も暮れ、宮之下集会所にて、いよいよ我々が撮影した写真の発表です。
まずは担当教員の中里和人先生が、今回イベントに参加した主旨と、エリアスタディという授業についての説明がありました。
「エリアスタディという授業は、地域における調査・撮影を通じて、編集に至るまでの手法を学んで、写真を通じて社会の中で発見した視野を、地域社会で(アート)プロジェクトに発展させていくことを目的として、今年から新たに開講された授業です。今回のイベントでは、地域コミュニティとの連携という意味合いから参加させていただきました。」
発表した学生は、黒田くん、清水さん、内藤くん、平本さん、村永さん、安井さんの6人。みんな3年生です。
それぞれが自己紹介と、何に注目して撮影したかを簡単に説明して、プロジェクターで投影しました。
上映中、写真ごとに「あれはあそこだね!」など、地元ならではの声が出てきたり、内藤君の白黒写真が映されると、参加者から「なぜ白黒なの?」という質問があったりと、写真を通して地域とのささやかな交流ができた写真鑑賞会となりました。
写真鑑賞会のあとは、第2部として、闇の専門家の中野純さん、舞踏家の菊池びよさんの案内で、夜の散歩に出かけました。
夜の散策をすすめていると、あちこちで牛蛙の低い鳴き声が聞こえてきます。
また、真っ暗闇の神社の境内でのナイトスキップ体験は、意外な浮遊感がありました。
最後に閻魔堂を拝んで解散となりました。
関係者の皆様、お世話になりました。
ありがとうございます。
以下のスライドは、この日に映した写真のダイジェスト版です。
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