2016年10月26日 | category: ZOKEI NEXT 50
アイデムフォトギャラリー シリウス(会場E)では、小平雅尋、柳本史歩、二人の作品を展示しています。
無題/大宰府天満宮,福岡 1998.4.30 © Kodaira Masahiro
「ブラジルの蝶の羽ばたきが、メキシコの竜巻を引き起こすか。─E.ローレンツ」
オートマティスムのようなスナップショットを繰り返していると、撮れた写真をきっかけに世界の見え方が変化してゆくのを感じる。見ることと在ることの境界は不確かになり、全てが連なっているように思えてくる。自然に呑まれるような感覚は徐々に写真に結びつき、その高まりには偶然と必然の間を突き抜けて、時間の無い世界に踏み込んだような気がした。
ゼラチンシルバープリント約20点(予定)
1972年東京生まれ。茨城県土浦市で少年期を過ごす。スナップショットによる根源的な風景の探求を通じて現実世界と人間の関係性を探る。作品制作と平行し写真家大辻清司のアーカイブに長年携わる。
写真集『他なるもの』(2015),『ローレンツ氏の蝶』(2011)
主な個展 「他なるもの」(TakaIshii Gallery P/F 2015),「ローレンツ氏の蝶」(アイデムフォトギャラリーシリウス 2002)
グループ展 「NO MUSEUM,NO LIFE?」(東京国立近代美術館 2015)など。
東京造形大学非常勤講師。
http://www.kodairam.com/
© Yanagimoto Shiho
情報の伝達手法が発展する一方で、知ることのできない街や人の存在が増えているのではないかと感じることがある。2000年より継続しているシリーズ「アイル・ビイ・ゼア」は、これまで北海道幌泉郡、手塩郡、檜山郡、日高郡、青森県下北、山形県鶴岡・月山、新潟県長岡・栃尾、岩手県下閉伊郡川井村(現宮古市)・宮古市・普代村・山田町といった、知られざる街や地域になるであろうエリアをそのままの姿で持ち帰ろうとはじめた。取材から共通して見えたのは「私たちは目の前にある生活しか送ることができない」ということだった。
Pigment Print 約30点(予定)
1976年東京生まれ。東京造形大学卒業以後フリー。
2005年フォトシティさがみはら新人奨励賞受賞。
現在、東京造形大学・日本写真芸術専門学校 非常勤講師。
[写真展]「栃尾に向かって-アイル・ビイ・ゼア」「海上の夏 」「故郷+<故郷>your village」「-ed 東北の生活」ほか。
[出版物]「YourVillage」(共著)ほか。
FotoLore
http://fotolore.net
10月27日[木]-11月2日[水]日曜・休廊
10:00-18:00[最終日15:00まで]
AiDEM photo gallery sirius
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
http://www.photo-sirius.net
・東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅下車 新宿方面出口 徒歩2分
→1番出口を出たら右、新宿通りをタリーズコーヒーの方向へ。100mほど右手。階段下に看板あり。
【同時開催の会場までの所要時間】
会場A,B(10月25日-11月3日):スパイラルホール&ガーデン
→東京メトロ四谷三丁目-赤坂見附-表参道 約20分
会場D(10月25日-10月30日):Roonee 247 Photography
→徒歩、約15分
会場F(10月31日-11月6日):place M
→徒歩、約2分