2010年1月13日 | category: キャンパスライフ
学生にとっても教員にとってももっともあわただしくなるのが一月です。とくに卒業をひかえた4年生は、間近に迫った卒業研究の提出(ZOKEI展が提出の機会となりますが)準備に追われ、夜遅くまで暗室等作業に余念ない時期で、そういう点では種々の作業スペースが一年でもっとも活況を呈することになっています。一方でこの季節は造形大学のもっとも寒い季節。都心と5度は違うといわれていますから新宿が氷雨というときの造形大学界隈は必ず雪と覚悟を決めなければなりません。それでもそういう寒い日が続いているときには不思議と春の遠からじという気持ちが私たちの気持ちに躍り、つぎが梅だ、それをこえると本当の春が来る、という希望を胸に宿らせてくれます。もちろん入学試験の準備もあわただしい一月の季節感。学生も教員のみんなが受験の頃の情景を思い返して気持ちを新たにさせられる時期でもあります。
受験生の皆さんはなにとぞ風邪などにつかまりませんように、体調を整えて試験に備えていただきたいと切に祈っています。元気で有為な新しい人たちを心待ちにする気持ちが楽しいのもこの時期です。楽しいなどというのは不謹慎かもしれませんが、ほんとうにどんな人たちが私たちの輪に参加してくれるのだろうと心待ちしています。