西桂町のエリアスタディプロジェクト

2017年3月7日 | category: Area Study



写真:活動の記録をまとめた小冊子

2016年度の「エリアスタディプロジェクト」では、山梨県西桂町をフィールドに選びました。そこで、役場や地域の方々の協力を得て、町の中での写真撮影、写真ワークショップなどを開催しました。
学生たちは、富士山の湧水、豊かな田畑や自然に恵まれたこの町を何度も訪れ、風景の発見を繰り返しながらの撮影でした。
日光写真(サイアノタイプ)のワークショップでは、織物屋さんからいただいた布を印画布にして、町の中にある自然や産業を太陽光で作った青写真に転写させ、地元での写真成果展を開催しました。
さらに、学生たちの新鮮な眼差しで撮影した西桂町の表現や、地元でのワークショップを小冊子にまとめ、役場や学校など町の人たちにも利用してもらっています。

現在も、我々が授業で制作した日光写真の布作品は、地元の織物屋さんが新商品の傘として試作中で、フィールドワークを通じた写真が、地域デザインへの提案となり結実しました。

エリアスタディプロジェクトでは、授業を通じ、地域住民の方々とさまざまなコミュニケーションを実践しています。


写真:西桂町の織物屋さんが試作してくださったサイアノタイプの布を利用した傘

2016年度参加学生
石戸ひな、大塚美帆、土屋萌、寺内遥奈、橋立梨乃、久光菜津美、清水雄介、門間由華、馮馳(TA)
担当教員:中里和人

小冊子は下記アドレスから一部ダウンロードいただけます。
(PDF形式、1.5MB)
http://zokeiphoto.under.jp/web_dl/nishikatsura.pdf