2016年6月2日 | category: Area Study
2016年6月1日、エリアスタディプロジェクト(中里和人先生)の授業で、山梨県西桂町にてフィールドワークを行いましたので、報告します。
西桂町には富士山から流れ出る潤沢な湧き水があり、町のあらゆる場所を水路が通っており、心地よい水の流れる音がします。水源の近くの家ではそれを飲んで暮らしているほど綺麗な透き通った水です。
また、古くから織物が盛んで、今でも高い技術力を持った織物工場が何軒も残っています。
まず西桂町に到着し町役場総務課の方から町の説明を受けた後、近くの桂川公園で町の光景を転写するサイアノプリント(日光写真)を行いました。
その場にある植物や石などを用いて思い思いに露光し、町の施設(ふれあいサロン三ッ峠)を借りて現像しました。今後、町の中で日光写真を使ったワークショップも構想しています。
1866年創業で、織物の中でも傘を生地から作っている槙田(まきた)商店さんの工場を見学させていただきました。
工場の担当者の方や社長さん自らの説明で、貴重な古い生地や、現在の技術で作られた新しいデザインの傘などを見せていただきました。織物はジャガード織といって緻密で高い技術力のある美しい織物でした。
その後、西桂町の旧メインストリートで自由な撮影時間としました。みんなそれぞれに気になったものを撮ったり、通りすがりに町の人とコミュニケーションをとっていた人もいました。
最後は森の中に入り、綺麗な桂川がかなり急な流れになっている場所を見て終わりました。
エリアスタディプロジェクトでは、引き続き西桂町でフィールドワークを行い、町民の方々と交流しながら、写真を使った地域デザインの実践を続けて行こうと考えています。
写真・文:清水雄介(4年生)/中里和人
授業の最後は小沼浅間神社で記念写真。美しい湧水が神社の脇に流れています。
今回のエリアスタディプロジェクトによって、西桂町と写真専攻との共同作業がスタートしました。今後授業を通して、どのように学生たちが西桂町を表現していくのか注目し、サポートしていきます。
FacebookとInstagramで西桂町の情報を更新しています。それぞれのサイトで西桂町地域おこし協力隊と検索すると見つかりますので、チェックして見てください。今回の授業の内容もアップしています。
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(西桂町地域おこし協力隊 寺田哲史)