中里和人 太古の光〈表層 トンネル〉 The ancient lights

2012年7月25日 | category: Teaching Staff


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8月15日Youtubeリンクを追記しました。

2012越後妻有トリエンナーレ大地の芸術祭参加

太古の光〈表層 トンネル〉 The ancient lights

場所
Soil Museum もぐらの館 十日町エリア 旧・東下組小学校
会期
2012年7月29日(日)〜9月17日(月・祝)
時間
10:00〜17:30
入場料
500円(パスポートを購入した方は無料)
開催地
越後妻有地域(新潟県十日町市、津南町)
主催
大地の芸術祭実行委員会
アート作品数
約360点(うち過去開催恒久作品160点)
参加アーティスト
44の国と地域、約320組(約180組新規)

イベントの詳細は、美術出版社から発売中の「大地の芸術祭」公式ガイドブックが便利です。

トリエンナーレ公式サイト
http://www.echigo-tsumari.jp/

トリエンナーレ参加作家最新リスト
http://www.echigo-tsumari.jp/news/2012/05/news_20120502_01

今回の参加する作品展は、Soil Museum もぐらの館で開催されます。会場は十日町エリアの北東、うぶすなの家にほど近い 旧・東下組小学校です。3年前に閉校した小学校が、建築家、左官、陶芸家、美術家などの手により、土をテーマにした作品やワークショップなどが行われ、新たな土との遭遇が体感できます。
私は房総と越後の素堀トンネルの写真展、映像作品。温泉場の地べたを撮った表層シリーズを展示します。
作り込まれた教室で、写真展をご覧ください。

中里和人 太古の光 The ancient lights
写真、映像など、会場は以下3地点に設置されます。

  1. 1.1階から2階に行く階段の踊り場。房総-越後トンネルの静止画と動画の作品上映。
  2. 2.メイン会場、2階の教室。 太古の光 <房総-越後トンネル>写真展。
  3. 3.2階から3階に行く階段壁面。 太古の光 <表層シリーズ>写真展。

Youtubeにて、作品展示の模様、インタビューがアップロードされています。
【Art File T260】中里和人「太古の光 〈Tunnel〉」

太古の光 <房総-越後トンネル>The ancient lights〈Boso-Echigo tunnels〉

越後妻有地域(新潟県)と房総半島(千葉県)には、たくさんの素堀トンネルがある。新田開発や地すべり防止など、その土地の生活基盤整備として作られてきた人工的な景観であるが、どのトンネルも風化や浸食が進み、大地に穿たれた自然の穴のように見える風景も多い。内部に川の流れるトンネルを、越後では瀬替え(せがえ)、房総では川廻し(かわまわし)と呼ぶ。瀬替えの中でもトンネルで川筋を変えたものを間府(まぶ)と呼ぶ。越後と房総が素堀トンネルという現代日本では珍しい景観で繋がったのは、どちらも泥岩や凝灰岩などの柔らかい地層が走っていて、山間部の蛇行する川に少しでも耕地を作りたいという共通の願いがあったからで、今も稲作にその土木遺産が使われているからだった。トンネルで水の流れや風の音に耳をすまし、行き交う光と闇に身をゆだねていると、様々な光の記憶が甦り、いつしか光の中へ溶けていくような浮遊感がおとずれる。
人と自然が格闘してきた、歴史的景観である素堀トンネルだが、内部の入りくんだ景観や複雑な地層の壁を巡っていくと、地球の胎内に潜り込む天体感や、足下に眠る景色のサイハテを彷徨う解放感につつまれる。
素堀トンネルには、祈りを捧げたくなるような光の手触り感が溢れていた。
穴から眩しく射し込む光は、今も太古から変わらず地上にふり注いでいた。

中里和人ワークショップ

「素堀トンネルを巡る 越後間府(まぶ)ツアー」

  • 8月4日(土)15:00〜
  • もぐらの館(旧・東組下小学校)土の教室集合
  • 参加料 300円 ※別途、パスポートの方以外もぐらの館入館料500円